充電式草刈機のススメ
エンジン式とモーター式の違い
草刈機(刈払機)といえば、エンジン式のものをお使いの方も多いと思います。
そこで、本稿の最初に我々がお薦めしている充電式(電動式・モーター式)とエンジン式草刈機の違いをご説明したいと思います。
始動性 | エンジン式 | チョークを引いて、スターターを何度も引いてなど作業工数が多い。また始動しづらい場合はスターターを何度も引かなければいけないなど、体力も消費する。 |
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充電式 | 電源ボタンを押し、スタートボタンを押すだけで始動する。 | |
静粛性 | エンジン式 | アイドリング状態でも非常にうるさく、使用時にエンジンの回転が上がると更に非常にうるさい。 |
充電式 | 使用時以外はほぼ無音。使用時でもモーターが回転する音、刃が草を刈る音しかせず、エンジン式に比べると静粛性は圧倒的。 | |
メンテナンス性 | エンジン式 | オイルの補充やキャブレターの清掃、オフシーズンの燃料抜きなど、エンジン式ならではの手間暇がかかる。 |
充電式 | ほぼメンテナンスフリー。 | |
ランニングコスト | エンジン式 | 燃料の購入と保管が必要(参考価格:ガソリン混合燃料 1L=165円) |
充電式 | バッテリー充電にかかる電気代のみ(参考価格: BL1860B満充電 2.33円/1kWh=20円換算) | |
刈取スピード | エンジン式 | 両者にほぼ違いはなく、いずれも遜色ない刈取スピードを持っている。 |
充電式 |
作業の前に
草刈機での草刈(除草)作業は、日常的なものではあるものの、当然危険を伴うものです。
いつもやっていることだからと慢心せず、まず、あなたご自身の健康状態、草刈機本体の状態、草刈り作業する現場の状況をしっかり確認してください。また、あなたの身体を怪我から守るための保安用品をしっかり身につけることも重要です。
健康状態のチェック
以下のような状態の場合は、草刈作業は見合わせることをオススメします。
- 発熱など、風邪を引いている
- 服薬していて眠い、ぼうっとする
- 飲酒状態である
草刈機本体のチェック
- チップソーなど、各部品がしっかり取り付けられているか確認
- チップソーの状態(ひび割れ、刃の欠け)を確認
- 飛散防止カバーの位置確認
現場の確認
- ゴミの除去
- 構造物や切り株など突起物の有無の確認
- 排水溝、排水口の有無の確認
- ゴミの除去
保安品を装着
保護メガネ(ゴーグル)
保護帽(ヘルメット)
イヤーマフや耳栓
作業衣(上/長袖、下/長ズボン)
吊ベルト
腕カバー
防振手袋
すね当て
作業靴(安全靴)
草刈機の正しい使い方
草刈機の使い方にはコツがあります。
正しく使うことで作業効率が格段に上がるだけでなく、安全性も高まります。
右から左に振る
チップソーの9〜12時にあたる範囲で刈っていく
刈り幅は1.5mくらい(左右に振り過ぎない)
作業中の注意点
- 作業者に不用意に近づかない(チップソーにハジかれた飛散物が飛んでくる場合があります)
- 作業者に後方から近づかない
- キックバックに注意(チップソーの12〜3時の部分で障害物に当たったりすると生じやすい現象)
- 往復刈りしない
- チップソーを高い位置にして使わない
- 傾斜地は足下に注意
- 草が巻き付いたりした時は、停止してから除去する
充電式草刈り機は心臓ペースメーカー挿入者には電磁波の影響はありますか。